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-196℃でレモンが瞬間凍結!「ストロングゼロ」の意外な開発秘話

ビジネス

液体窒素による瞬間凍結の瞬間を目撃

瞬間凍結

-196℃の液体窒素が登場。取り扱いに注意しながら、容器に注ぐ。ここから瞬間凍結の実演が始まる

 そこから「果実の持つおいしさ、香りを余すことなく、ぎゅっと封じ込めたチューハイを作りたい」という藤原さん理想のチューハイを完成させるのに、一役も二役も買ったのが、液体窒素による瞬間凍結の技術でした。

 液体窒素の沸点である-196℃で、果実をまるごと凍らせて粉砕。これをウオッカに漬け込むことで、果実だけでなく果皮の香り、苦みまでもチューハイに溶け込ませることができるのです。

 工場さながらとはいきませんが、ここから-196℃の液体窒素を使った瞬間凍結の実演がスタート。まるで理科の実験のような光景ですが、この工程が、おいしいチューハイにつながっています。まずはレモンの前に、カーネーションの花で実験。

レモン

さすがに人の手では、瞬間凍結させたレモンを粉砕することは難しいので(工場でも粉砕には機械を導入している)、まずはカーネーションの花で実験スタート

 -196℃の液体窒素からカーネーションを取り出すと、ちょっと力を入れただけで、花弁がバラバラに散らばりました。

液体窒素

沸点である-196℃にキープされた液体窒素に潜らせる

液体窒素

しばらくしたら引き上げて、手で握ってみると

液体窒素

力を入れずとも、花弁はバラバラになる

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