人気株式アナリストに聞く「人生100年時代」で急成長する8銘柄
超高齢社会で注目のデリバリー系
フィットネスクラブで汗は流すが、シニアになると出不精になりがちで、現役時代と比べれば行動半径も狭まってくるものだ。そこで、田村氏が目をつけたのが次の2銘柄。
「超高齢社会では、自分から店に足を運ぶのではなく、自宅まで運んでもらうことが常識となってきそうです。出前仲介サイト『出前館』を運営する夢の街創造委員会(JQ・2484)は、中長期的にじわじわと売上が拡大していきそうです。
また、生活習慣病患者や”未病”の人たち向けに健康食を宅配しているファンデリー(M・3137)は足元でも業績拡大中で、株価の短期的な上昇も期待できるでしょう」
ちなみに、国内の証券業界は75歳以上の顧客を高齢者と位置づけ、営業活動を制限している。80歳以上になるとさらに慎重な対応となって、勝手気ままに投資できないケースもあるようだ。
「人生100年時代」が現実味を帯びてきているわけだから、この線引きモミ直してもらいたいところだ。90歳にして悲願の「株で億り人」達成なんて話も、あってもいい気がする。
<取材・文/大西洋平>
12