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1日10万円以上稼いだ副業とは?経験者に聞いた2位は「せどり」で1位は?

ビジネス

副業の話題を耳にする機会が多いですが、「そんなに簡単に稼げない」という現実をいくつもの調査が明らかにしています。bizSPA!フレッシュでも過去に紹介しました。

ただ、「稼げない」みたいな話は、あくまでも平均値の話。稼げている人も実際には少数派ながら存在していますので、その手の人たちはどうやって稼いだのかが気になります。

そこで今回は、一度でもいいから、1日に10万円以上稼いだ経験のある人の副業内容を紹介します。

投資の副業はリスクの反面、稼げる可能性も高い

物販ビジネスや副業に関する情報を発信する物販総合研究所(本社:神奈川県横浜市)は過去に、1日で10万円を稼いだ経験が一度でもある30人を対象にアンケート調査を実施しています。

その回答者たちに「あなたが実践した『1日10万円稼ぐ方法』は何?」と聞いた結果、次のような回答が並びました。

1位・・・仮想通貨、および株式の短期取引(50%・15人)
2位・・・せどり・転売(17%・5人)
3位・・・不用品転売(13%・4人)
4位・・・スキル販売(7%・2人)

言われてみれば当たり前の結果かもしれませんが「仮想通貨」「株式の短期取引」など、投機性のある(リスクを含んだ)投資関連の副業が圧倒的に多いとわかります。

2位の「せどり」とは、メーカーと消費者の中間に立ち、安く仕入れた商品を高額で販売し、差額を利益にする商売を言います。

では、実際に、1位の投資とは、どのような取引だったのか、上述の調査には回答者のコメントも掲載されていますので紹介します。

“FXをやっていて1日に一気に13万円の儲けがでたことがある。特に大変さもなくあっという間に儲けが出たので売っただけという実にシンプルなものでした。(40代女性/会社員)”

“昨年は商船株が狙い目だった時期があり、あまり短期投資はしないようにしてはいるのですが、商船株が上がるのはわかっていたのでおもいきって勝負に出ました。かなりのお金を投入したので心配はありましたが、読み通り利益がしっかりとれました。(40代男性/会社員)”

(いずれも物販総合研究所の調査より引用)

この手の話を聞くと、「投資」「仮想通貨」といったうそみたいな副業で本当に稼いでいる人が、少ないながらも存在するとわかります。

稼げる副業は自分で独自にリサーチ

ただ、この「仮想通貨」「株式の短期取引」は、少ないながらも稼いでいる人が実際にいる分だけ、トラブルも目立つ副業となっています。

消費者問題における中核的機関の国民生活センターに対しても、無登録の海外事業者による投資勧誘、若者に対する投資勧誘、暗合資産に関する投資勧誘など、詐欺的な手法の投資話に関するトラブル相談が目立っているとの話。

「必ず」「確実」「高利回り」「楽して」「簡単」といった言葉と共に、投資話を紹介するSNS、ブログなども実際に目立ちます。

ただ、冒頭の調査回答者の中からも、以下のような冷静なコメントが寄せられていました。

“まず最初に資金が無いとお話にならない。そして初心者がいきなり株の取り引きを行っても少しの含み損でも頭がパニックになるので最初はミニ株やプチ株の少額の取引を行い、上がり下がりに慣れてきたらどんどんと金額を上げていった方が気持ち的に楽になる。更に大事なのはよく分からない株に投資するのではなく、高くてもメジャーな株に投資した方が勝率が遥かに高い。私も最初はずっと上がり下がりに一喜一憂していたが段々慣れていき、一日で数十万の利益を出せた事もあった。(40代男性/会社員)”

(物販総合研究所の調査より引用)

物販総合研究所の調査には、1日で10万円を稼いだ経験がある人たちに「どのようにその稼ぎ方を探したか」と聞いた問いがあります。その回答は興味深く、次のような結果が並んでいました。

1位・・・自分で独自にリサーチ(63%・19人)
2位・・・口コミや友人の紹介(17%・5人)
3位・・・SNSやブログ(13%・4人)
4位・・・その他(7%・2人)

自分で独自に、稼ぎ方の理論を打ち立てた(探し当てた)人が半数以上を占めているとわかります。要は、うまい話は向こうからやってこないという鉄則です。

一足飛びに成功(大きな収益)を狙わないほうが、トラブルに巻き込まれるリスクも減りそう。地道に自分で方法論を確立した末に、それなりに大きな副業収入を稼ぐチャンスをつかみたいですね。

[文/坂本正敬]

[参考]
副業で1日10万円を稼いだ方法は「せどり・転売」「仮想通貨や株式の短期取引」が最多!実際のエピソードも紹介 – 物販総合研究所
儲け話に関するトラブルにご注意! – 国民生活センター

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〈bizSPA!フレッシュ〉元編集長。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉創刊編集長。執筆者としては、国内外の媒体に日本語と英語で寄稿。翻訳家としては訳書もある。技能五輪国際大会における日本代表選手の通訳を直近では務める。プライベートでは、PTA広報誌の編集長も兼務しており、広報誌の全国大会では受賞経験もあり。

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