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【世にも不思議な副業体験】1回2万円!眠るだけで時給が発生する“仕事”?

コラム

寝るだけで稼げる 副業の話

多様な働き方が広がる一方で、賃金の上昇がなかなか進まない中、副業に興味がある人だけでなく、実際に始める人も増えている。では、実際に副業をやっている人は、どのような仕事をしているのだろうか? ちょっと変わった副業経験者の体験談を紹介しよう。

寝るのが大好き

布団に入ればすぐに寝られる、寝る時間を確保することが何よりも大切など、寝ることが大好きな人は少なくない。池内さん(仮名・31歳)もその1人で、昔からいつでもどこでも寝たい場所で眠れるという特技を持っている。そして、そんな特技を活かした副業を経験したことがあるそうだ。

現在アプリゲームなどを配信する会社で働く池内さんは、子どもの頃から「趣味は寝ること」と言えるほど寝るのが大好きだった。休みの日も満足できるまで眠ることで、日々の疲れやストレスを発散しているそうだ。

「寝る時間は絶対に8時間は確保したくて、どんなに忙しくて帰る時間が遅くても、寝る時間のために食事をしないということがあります。『健康のためには睡眠』とはよくいいますが、これが果たして健康なのかというのはわかりませんね」

ピッタリの副業

そんな眠ることに命をかけている池内さんは、過去に眠ることで報酬を得られる副業をした経験があるという。

「継続的ではなく複数回のモニター的なアルバイトだったんですが、仕事の内容は寝るだけでした。たまたまネットで見つけて、こんなにピッタリの仕事があるのかと興奮したことを覚えています」

寝るだけの仕事とは

池内さんが当時参加していた寝るだけの仕事は、枕を開発・研究する会社が募集していたモニターのアルバイト。池内さんはこの仕事を、ネットでたまたま見つけたそうだ。具体的には脳波を調べる機械を装着した状態で枕を使用して眠り、その寝心地などを計測するというもの。

「寝ている時間ごとの脳波の動きなども見るらしく、だいたい毎回の拘束時間は5~8時間程度でした。1回につき2万円という高報酬だったのも魅力でしたね。枕の種類ごとに計測するので、月に5回ほど行った時期もありましたし、時間があればそれ以上受けることも可能だったので、本業にしてもいいくらい稼げたかもしれません」

頻繁に呼ばれるように

秋本さんのように機械をセットしても、枕が変わっても、寝る場所がどこであっても、すぐに眠れるというのはかなり特殊らしく、秋本さんは頻繁に仕事に呼ばれていたそうだ。

「眠るだけといっても、私のようにいつでもどこでも眠れて、環境の変化にも動じない人でないとできない仕事だったんですよね。呼ばれた方のなかにも眠れず計測に参加できない人もいたようで、応募枠はすぐ埋まるけれど人手不足の状態だと教えてもらいました」

できることなら、またやりたい

一時期本業が忙しくなってしまったことから誘われても参加できないことが続き、結局その後声をかけられなくなってしまったという秋本さん。しかし、できることなら今後もこのような副業の機会があれば参加したいと思っているという。

「製品開発に携わることなので、モニターを募集している時期とそうでない時期があって、その時期に都合がつけば、ぜひ参加したいですよね。僕みたいにすぐに眠れる特技を持っているのなら、かなり割のいい仕事だと思いますよ」

秋本さんはこの仕事に参加していた際に開発され発売された枕を使い、毎日ぐっすりと眠れているそうだ。眠るだけといっても、眠ることが得意でなければできないため、簡単に見えて実は難しい副業なのかもしれない。

[文/digiart(デジアート)]

音楽心理学に基づいた〈耳で飲むお薬®〉をはじめ、メンタルヘルスに効果的な音声素材を独自のmeditone®テクノロジーで開発している会社、digiart(デジアート)のライター兼エンジニアです。学生の頃の夢は「ものかき」で、今の夢は「おむこさん」です。アプリケーションのドキュメントから官能小説まで、いろいろ書いてます! あと、アプリも開発していますので「耳で飲むお薬」と検索して私を探してみてください。
https://www.meditone.jp

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