【世界のショート動画に学ぶ英語とニュース】緊急通報番号「911」不通でアメリカ混乱。光ファイバーへの攻撃の可能性
「911番の不通で幾つかの州が一晩混乱」@ABCNewのショート動画を埋め込み
一刻を争う状況(every second counts)で助けを求め、緊急通報電話番号「911」にダイヤルした数千人ものアメリカ人が、ストレスを一晩中募らせただろう。
日本の「110」と「119」を合わせたアメリカの緊急通報電話番号「911」が4月中旬、4州の複数の警察でつながらなくなった。
その状況をニュースでは、
“911 phone lines were down.(911の電話回線がダウンした)”(@ABCNewsより引用)
と表現している。
サウスダコタ州全域、ネブラスカ州の1つの郡、テキサス州、ラスベガスを含むネバダ州の警察署など複数の州で影響を受けた。
ラスベガスの住民に対し、番号が確認できる携帯電話からの通報を呼び掛け、警察が折り返す手段をとった。英語では、
“Vegas residents were urged to dial 911 on a mobile device so the police would be able to see your number and call you back right away. “(@ABCNewsより引用)
と表現している。
その後、復旧が進んだが、不通がなぜ起きて、連鎖したのか(報道時点で)原因は不明だ。
その中で、国土安全保障省(the Department of Homeland Security)は911通話のコールセンターを支える光ファイバー線が攻撃を受けた可能性があると警告する新しい分析を出している。
だが、2月に起きた同様のケース(similar outage)は技術的な障害(technical glitch)と考えられているため、より深い調査が必要になる
Keywords and expressions
dial 911:911に通報する
outage【áutidʒ】:(電気・ガス・水道などの)供給停止
affect【əfékt】:~に影響する、作用する
every second counts:一刻を争う(緊迫した)状況
call back right away:すぐに電話を折り返してかける
figure out:解明する
Department of Homeland Security:アメリカの国土安全保障省
fiber optics line: 光ファイバー線
glitch【glítʃ】:(機器・機械などの)突然の呼称
※ 掲載動画の埋め込みはABCに報告しています。
[参考]
※ 911 outages affecting several states overnight – ABC