【25年前の今日の出来事】問題債権の自己査定額2兆8240億円と長銀が開示【国内】
巨額の公的資金注入を申請している日本長期信用銀行(長銀)が野党各党の要求に応じて資産内容を自己査定し、問題債権の額が2兆8240億円に達すると公表した。通常以上の注意を回収に要する債権(第2分類)が2兆3,796億円、回収に重大な懸念がある債権(第3分類)が4,444億円。政府・自民党が支援する住友信託銀行との合併や法案審議に影響が出る見通し。
Q.日本長期信用銀行とは
新生銀行の前身。第2次世界大戦後の日本経済復興を目的として,企業の長期融資の要求に応える銀行として1952年(昭和27年)に設立。長らく、日本経済の発展に貢献したが、バブル崩壊を受け、巨額の不良債権を抱込み、1998年(平成10年)6月に経営危機が表面化。長銀の救済合併へ名乗りを上げた住友信託銀行との合併話は最終的に実現せず、債務超過のため同年10月に破綻した。一時国有化を経て、アメリカの投資グループに譲渡され2000年(平成12年)に新生銀行と改称した。
[参考]
・産経新聞
・朝日新聞
・読売新聞