「私の分のご飯も作りに来い」「捨てたら許さない」別れた彼の母親が狂気すぎて震える
誰かから意味深な忠告をされ、あまり深く考えずにあとで後悔したという経験はありませんか。今回話を聞かせてくれた石野真紀子さん(仮名・26歳)も、忠告内容に違和感を覚えたとき、もっと深く意味を考えるべきだったと後悔している1人です。
「付き合うと危険」と忠告される
真紀子さんは、自身が働く会社の取引先でS(男性・29歳)と仲良くなり、いい感じに。あと一歩で付き合うかどうか、という雰囲気になったときでした。Sと同じ取引先で働く唯一の女性事務員K奈さん(28歳)から、「Sと付き合うと危険」と忠告されたのです。
「とくにK奈に相談したわけでもないのに、突然『Sと付き合うと危険だからやめておいたほうがいいよ』と言われたので驚きました。でもすぐに、私がSといい感じになる少し前、K奈とすごく親密そうに見えた時期があったのを思い出したのです」
真紀子さんがピンときて2人の関係について尋ねると、K奈さんは「付き合っていた時期がある」と答えます。さらに、「獰猛な犬がいて、私も何度も噛みつかれそうになった」「あえて言うなら、それが原因で別れた感じ」とも言うのです。
「Sはやさしく思いやりのある男性だったので、『犬ぐらいで別れたの…?』と不思議に思いましたし、どちらから別れを切り出したのかもわからないのに、『Sにフラれた腹いせに、私たちが付き合わないように立ち回っているのでは?』とさえ思ってしまいました」
そのため、あまり深く考えずSとの仲を深めていった真紀子さん。付き合う前に獰猛な犬を一目見ておきたいと思いながらも、お互いのマンションへ出入りするようになったのは付き合ってからでした。
家の中に獰猛な犬は見当たらない
「付き合うまでにSとの関係が悪くなるのは怖かったので、犬については聞きそびれたまま。付き合ってSのマンションへ行くまではK奈の忠告が気にかかって不安な気持ちがあったのも正直なところです。でもSの家へ行っても、獰猛な犬は見当たりませんでした」
Sに聞いてみると、「犬なんて飼ってないよ」と言います。さらにK奈さんとの関係について尋ねてみると、とくに躊躇することなく付き合っていたと話してくれたため、深掘りはしませんでした。そして真紀子さんは安心し、忠告はK奈さんの単なる嫉妬だと確信。
「K奈からはSの会社へ行くたびに、『ねぇ、獰猛な犬、見た?』などと声をかけられましたが、『まだ見てない』と適当にあしらいました。そしてすぐに私の会社に新しい子が入って、Sの会社へ行かなくてもよくなったのです。このときはラッキーだと思っていました」