「私も結婚したい」と言いつつ頑なに合鍵を渡さなかった彼女が隠していたものは?
見知らぬ男性がY子の家に
ほかに男がいるのではないかと疑った岳人さんは、約束のない日にY子の家を訪ねます。すると、ちょうど見知らぬ男性が入っていくのが見えたため、慌てて男性が開けたドアを力づくでこじ開け、無理やり中へ。
「次の瞬間、ワンワン!と犬に吠えられたのと同時ぐらいに、見知らぬ男性の胸ぐらを掴んでいました。ただ、犬の鳴き声にちょっと違和感があったのです。反射的に泣き声の方向を見て、驚きました。そこには、見たこともない犬が2匹!俺に向かって吠えています」
胸ぐらを掴まれたままの男性は、弱気な感じで「あんた、誰だよ!」と、かすかに抵抗。岳人さんはよく状況がのみ込めないまま、「どういうことだ?」と玄関口に出てきたY子を問い詰めます。すると、Y子はビクっとなって泣きはじめ、すべてを自白したのです。
Y子が自白した驚愕の事実
「Y子は複数の婚活アプリに登録し、一途なフリをして年収が高い男性複数と次々に会ってデートを重ね、結婚する相手を品定めしていたのです。また、犬好きな女性のほうが男性から好かれやすいと思い、犬を飼っている友人たちにお金を払って借りていたと言います」
デート時のみ犬を借りていたため接し方がわからず、ずっとエサをやっていたのです。そして本当はエサやりや世話をするのは面倒くさくて嫌なため、排泄物が出る前にサッサと友人たちに返しに行っていたという話でした。
「それを聞き、犬を借りてまで男性をソノ気にさせようなんてロクでもない。Y子と結婚しても、犬のように利用されるだけされ、病気になったり介護が必要になったりしたら面倒だからと放置されそうです。恐怖を感じて、その場で別れを告げました」
誰かと一緒に目標を成し遂げようとしているときは、相手も同じように考えてくれているか、冷静に観察しておきたいものですね。早めに原因を探ることで、対応策や対処方法もみつけやすくなるかもしれません。
<取材・文/山内良子 イラスト/カツオ(@TAMATAMA_GOLDEN)>
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