「みんな期待してるから」無神経な新郎に怒りのビンタ!結婚パーティーで男性陣が超落胆したワケ
ところがSは、「2人はないでしょ(笑)。予約した店は職場の行きつけだから、当日に5~6人とか人数が増えても融通利くし、とりあえず1人でも多く声かけてみてよ」と、とにかく不躾。ムカムカしながらも伊織さんはひとまず、友達と先輩社員に事情を話します。
「すると友達も先輩社員も、私が困っているならと出席してくれることになりました。すごく申し訳ない気持ちで当日を迎えたのに、さらに驚きの出来事が起ります。Sと会場の店へ行くと、先に来ていたSの同僚たちは、男性と男性の間に空席を設けていたのです」
伊織さんの女友達を、その空席に座らせる気マンマンなのが見え見えでした。「友達1人と会社の先輩社員で既婚の女性1名の2名しか来ないと伝えたじゃない!」とSさんを睨むと、「2人しか来ないなんて、冗談だと思っていたから」と苦笑い。
「しかも私が、『友達が少ない』と言ったのは謙遜だと思い込んでいたと言うのです。時間になって私の友達と先輩社員の2名しか来ないことがわかると、男性陣のテンションは一気にトーンダウンし、なかには『え…?2人だけ?』と聞いてきた失礼な男性もいました」
不快極まりないパーティーに突入
そして、伊織さんとSを祝福したのも束の間。伊織さんの友達に彼氏がいて、先輩社員が既婚者だとわかると、男性同士でばかり話をして盛り上がるという不快極まりないパーティーに突入してしまいます。
「友達や会社の先輩にも申し訳なく、とても惨めな気持ちになりました。そして帰宅後、生まれてはじめてのビンタをSにお見舞いしています。結婚パーティーや二次会などで自然と出会いにつながるのはステキなことですが、参加目的が新婦の友達というのは不快です」
結婚パーティー後、Sさんとの間に埋められない溝ができたという伊織さんは、「出会い目的が見え見えなのに断れないSにも腹が立ちましたし、人によっては深く狭い友達づきあいを好むことを理解し、尊重してほしかったです」と嘆いていました。
<取材・文/夏川夏実 イラスト/カツオ(@TAMATAMA_GOLDEN)>
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