バスタオルに柔軟剤を使うのはNG?人気「高級タオルメーカー」の回答は
タオルに柔軟剤を使用してはならない?
――エアーかおるには「柔軟剤を使用しないでください」と記載していますよね?これまで普通に柔軟剤を入れていたのですが、一般的に常識なことなのでしょうか?
河合:柔軟剤を使用しないほうが良いのは、エアーかおるだけでなく一般的なタオル全般にいえることです。柔軟剤は繊維をなめらかにコーティングするため、タオルの吸収力を阻害する原因になります。また、柔軟剤を使用することで繊維が滑りやすくなり、毛羽落ちの原因にもなり得ます。
――柔軟剤を使用するときは、タオル系だけ別に洗濯したほうが良いということですね。
河合:柔軟剤を使用しないほうがベストパフォーマンスを発揮できますが、「絶対に使ってはいけない」というわけではありません。適量を守って入れていただく分には、大きな影響は受けません。そもそもですが、柔軟剤は本当に必要なものでしょうか? エアーかおるは柔軟剤を入れなくても、ふわふわに仕上がりますよ。
長時間の日差しは固くなる原因に
――エアーかおるだけではなく、一般のバスタオルのふわふわ感を保つために、どうすれば良いか教えてください。
河合:綿でできているタオルは、「過乾燥」で硬くなる原因となります。強い日差しに長時間あて続けると、綿の繊維が乾燥しすぎてしまうのです。お洗濯後は、日陰で干していただくのがおすすめです。また、干すときは濡れたタオルを優しくバサバサと振ってから干しましょう。パイル(生地)が立ち上り、ふっくらと仕上がります。
――バスタオルを乾かすときは外干しだけではなく、乾燥機を使用する人もいるようですが大丈夫ですか?
河合:乾燥機もお使いいただけます。とてもふわふわに仕上がりますね。しかし衣類と同様に、縮む場合があるのは否めません。繊維製品の宿命です。