屋台で見つけたゆで卵はまさかの…東南アジアで体験した衝撃の“珍グルメ”
グロテスクな見た目の正体は…
ゆで卵かと思いきや、まさかの展開に驚き、思わず大声で叫んでしまったほど。グロテスクな見た目に一気に食欲を失ってしまったと話します。
「結局、どうしても食べる勇気がわかず、近くにいた子供たちにあげると喜んで持っていきました。後から調べて知りましたが、『ホビロン』という東南アジアのグルメのようですね」
「ホビロン」は、孵化直前のアヒルの卵を茹でたもの。滋養強壮に良く、妊婦の栄養補給としても食べられているそうです。味はゆで卵をもう少し濃厚にした風味で、グルメな味わいだとか。ホビロンとの衝撃的な出会いを経て、引き続き旅を続ける北田さんはまたまた驚きの体験をしたと話します。
「ラオスで街歩きをしていると迷ってしまい、ガイドブック片手に道を彷徨っていました。すると、1人のラオス人に話しかけられたので道を聞いていると、どんどん周りに人が集まってきて(笑)。気づいたら5~6人に囲まれていました」
道に迷っていたらラオス人たちに囲まれて…
その光景はとても異様な光景。北田さんを取り囲むそれぞれが真剣に行き方を指さして教えてくれているはずが、どの方向もばらばらでついに正解が分からなかったのだとか。
「みんな悪気はなく一生懸命方向を教えてくれていて、こんな風にたくさんの人が道を教えようとしてもらったのは海外旅行では初めてのことで嬉しかったです。これまでの経験上、道に迷って変な路地裏に案内されるなど危険な経験をしたことの方が多かったので……」
隣接するタイやベトナムは、観光旅行で訪れる人の多い国ですが、あえてラオスに行く人は少ないのかもしれません。
「カフェで気さくに話しかけてくれたり、困ったときに力になってくれるラオス人と多く出会いました。でも嫌な思いをしたことは1度もなく、穏健で平和な人が多くいる国だと感じました」
海外旅行といえば、平和ボケした日本のようにふるまっていると、危険な目に合いそうなイメージが強いわけですが、ことラオスに限っては安心して過ごせるのかもしれません。しかし、もちろん油断は禁物。現地でどう過ごすかは、あくまでご自身で判断してくださいね。
<TEXT/萩ゆう イラスト/カツオ(@TAMATAMA_GOLDEN)>