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36歳で市議になった元東大院生が語る「氷河期世代こそ議員を目指せ」の真意

ビジネス

「氷河期世代こそ議員を目指せ」の真意

萩原圭一

出馬した当時の選挙掲示板(写真右上)

 萩原さんは「氷河期世代こそ議員を目指せ」と強く主張する。その言葉の真意とは何か。

「漫画『ドラゴン桜』(講談社)の名言『バカとブスこそ東大に行け!』をもじって考えた言葉です。私自身、東京大学大学院にいたのでその言葉の意味も分かりますが、ほとんどの東大生は努力して入った凡人なんです

 でも、入学さえできれば人生を変えるチャンスになる。議員の世界も同じで、フリーターだった自分のように非正規雇用での生活に不安や葛藤を抱いている人ほど、議員を目指してほしいと思っています。失うものは何もないし、議員に当選すれば収入も待遇も変わり、生活も一変しますから。氷河期世代はおおむね40代になり、世の中ではもう“おじさん”ですが、政治の世界ではまだ若く、選挙では有利なので、立候補して『人生一発逆転』のチャンスをつかみとってほしいです」

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 人生は何が起こるか分からない。萩原さんのように、勢いのまま未知の世界へ飛び込み、形勢逆転する人もいるのだ。行動すれば、チャンスをたぐり寄せられる。ハードルの高いイメージもある議員への立候補も、その選択肢のひとつなのである。

<取材・文/カネコシュウヘイ 編集/ヤナカリュウイチ(@ia_tqw)>

フリーの取材記者。編集者、デザイナー。アイドルやエンタメ、サブカルが得意分野。現場主義。私立恵比寿中学、BABYMETAL、さくら学院、ハロプロ(アンジュルム、Juice=Juice、カンガル)が核。拙著『BABYMETAL追っかけ日記』(鉄人社)。Twitterは@sorao17

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