ビール1杯2000円!無情の“禁酒カタールW杯”にサポーターの意外な反応は
世界最大のスポーツの祭典、カタールW杯。現地の物価高、円安、そして宿泊施設のトラブル、酒の禁止……過去の大会より苦戦を強いられた日本のサポーターはいかに戦っているのか? 大会が行われている中東カタールのドーハ中心部に記者がとんだ!
開幕前日に無情の「ビール販売中止宣告」
サッカーとビールは切っても切れない関係だ。試合前に気炎を上げるために一杯、試合中は声援でかれたノドを潤し、試合後は勝利に酔い、手痛い敗戦を癒やす――。
今回のW杯はイスラム圏のカタールで行われることもあり、ビール販売の方針が二転三転。当初は試合が行われるスタジアムで試合開始前と終了後に提供されると報じられていたが、開幕前日に無情の「中止宣告」。市内に1か所ある区域だけでの販売となったのだ。
唯一許可が下りた「フェスティバル」会場
W杯のスポンサーのバドワイザーがFIFAとカタール当局と交渉の末、唯一許可が下りたのがドーハ中心部の「ファンフェスティバル」会場だ。W杯の雰囲気のなかビールが飲めるとなれば、行くしかない。
開幕戦前日にオープンした同会場。到着するとすでに人人人の大行列。飢えた各国のサポーターは開場と同時にビール販売ブースになだれ込んでいった。
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