結婚したらチーム追放…世界のサッカークラブで「最も熱いライバル関係」は
34人にレッドカードが提示された結果
しかし、その3日後、試合の映像を検証した後、ルビノは判定を訂正し、ホームの4人とアウェイの3人、計7選手だけを出場停止にした。
公式戦での2度目の「全員退場」が起きたのは2012年10月21日、パラグアイのコルディエラ県カアクペでテニエンテ・ファリーニャとリベルタドのユースチーム同士が対戦した時だ。問題なく進行していた試合が大きく動いたのは後半42分、主審のネストル・ギーエンが両チームの選手ひとりずつにレッドカードを示した時だった。
ピッチを離れる際、退場処分になった選手のひとりがもうひとりを罵倒すると、侮辱された選手は相手の顔に唾を吐きかけた。それがきっかけで両チームの先発と控えを合わせた全選手の乱闘騒ぎとなり、ギーエンはアルゼンチンの仕事仲間と同じように、レッドカードを34回にわたって提示した。
<TEXT/サッカー・ジャーナリスト ルチアーノ・ウェルニッケ>