賛否両論の「倒れないビジネスクラスシート」を体験。大手航空が“起死回生の一手”
プレミアムエコノミークラスも新設
この新しいビジネスクラスとともにフィンエアーでは初めてとなるプレミアムエコノミークラスシートも同時にサービスを開始しています。機内公開時は時間がなくてプレミアムエコノミークラスシートを試すことはできませんでした。一見した限りでは、ネックピローが全席に置かれており、動くヘッドレストとともに快適なシートに見えました。
羽田⇔ヘルシンキ線は往復ともに睡眠時間にかかる時間帯の運航ですので、眠ることができるかどうかの差は大きいですね。顧客体験と環境性能の向上という2つを手に入れたフィンエアー。北欧の感性が光ります。
2021年の最新データは2019年度比で87%も輸送力を落としたフィンエアーの起死回生が始まりました。
<取材・文・撮影/航空ジャーナリスト 北島幸司>