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月収70万円も!話題の寿司職人学校で「海外でも稼げるのか」広報に聞く

ビジネス

海外だと平均月給70万円までいく

東京すしアカデミー

「石の上に3年」という言葉があるように、寿司職人になろうとしても、すぐにお寿司を握らせてくれないイメージがある。しかし、最近はその考え方も変わりつつあるという。

「当時はそのやり方が一番合理的だということで、長年培われてきたんだと思います。当校に寿司職人歴20年のベテラン講師がいますが、『修行に入って1年くらいは握らせてくれない』と言っていました。ただ、文化と考え方は時代によって変わっていきます。とりわけ街のお寿司屋だと後継者・跡取り問題もありますし、人手不足の問題も顕在化してきました」

 海外では日本人の寿司職人が求められていて、給料も跳ね上がる。鈴木氏は「日本の寿司職人は平均月給25万~50万円ですが、海外だと35万~70万円までいくと思います」と語った。

契約書にサインするときは慎重に

東京すしアカデミー

「昔はロール寿司がメインでしたが、今は海外の富裕層が本格的な江戸前寿司を食べたいという需要が高まっています。日本で修行をつんだ実力のある方だと、海外就職してお給料が2倍になることもあり得るでしょう

 最後にこれから海外へ出稼ぎに行く人のために、狙い目の国や注意点を聞いた。

雇用の契約書はできれば弁護士などに見てもらったほうが良いでしょう。その国の言語での契約書になるので、認識が双方間でズレていたなどの話もあります。思いの外、長時間労働で大変だったなんていう話も聞きます。が、法律はちゃんとしてるので残業代で給料が増えたので良かったという意見もあるようです。狙い目の国としてオーストラリアやカナダは移民の受け入れも積極的で、移住しやすいと言われていますよ」

<取材・文/大川藍>

ライター。スイスで滞在中にフリーランスとして目覚める。おつまみ系や占い、インテリア系も執筆中。興味のあるものならなんでも記事にしてしまう遅咲き主婦

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