販売員の価値を再定義、再発信したい

　オンラインとオフラインをつなぐ、新しい小売の形を実現しようするSTAFF START。最後に、木崎氏が今後の野望を語った。

「これまでは、メーカーや本社にいる方と現場で働く方との給与は一般的に差がありました。ただ、今の時代は、お客さんの需要を捉えてもの作りをしていかないと、メーカーが負ける時代になりつつある。そこで、STAFF STARTをもっと浸透させていき、お客さんと距離が近い販売員の魅力を押し出し、販売員の価値を再定義、再発信していきたいです」

　ECが浸透した時代だからこそ、スタッフを通した実店舗での体験価値がより重視されていく。令和でも“カリスマ店員ブーム”が訪れる日は近いかもしれない。

＜取材・文／佐藤隼秀　編集／ヤナカリュウイチ（@ia_tqw）＞