「昔は今より口が悪かった」納言・薄幸に聞く、相方のこと、これからのこと
昔は今より口が悪かった
――幸さんは漫才では口が悪いキャラのイメージが強いですけど、グレていた中学生の頃にはそういうしゃべり方だったんですか?
薄幸:そうですね、そのときからこの口調です。「うるせえ」とか「殺すぞ」とか、今より口悪かったかもしれないです。
――当時、不良が出てくるドラマを見ていて、それに影響されたのがきっかけだったそうですね。
薄幸:そういう感じです。
――でも、普通に考えると、それだけのことで高校退学しちゃくらいグレるようになるのかな、と思っちゃうんですけど。
薄幸:高校退学に関しては本当にミスというか、直接的な原因は農業高校で先輩が育てたトマトをパクっちゃったことなので。あれはちょっと間違っただけです。
親が勉強させるのをあきらめてくれた
――でも、小学生の頃とかは子役をやっていて、どちらかと言うと真面目な感じだったんですよね。
薄幸:そうですね。性格は小学生のときからそんなに変わっていないんですけど、小学校で私がいたクラスがすごく暗かったんです。だから、そこに埋もれていて、真面目なおとなしい子みたいなイメージを持たれていたんです。
――そこに染まっていただけで、別に本人としてはそんなに変わっていないと。
薄幸:そうですね。それで中学に入ったら、明るく元気なクラスに入ったので、急に壊れたように明るくなって。ずっと勉強ができなかったので、中1の2学期くらいに親がもう勉強させるのをあきらめてくれたんですよ。そこからはもう本当にはっちゃけまくっていました。