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50人以上いると泣く?さらば青春の光・森田が驚いた“スーパー投資家”の素顔

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ソーシャルベンチャーを日本で促進するとは?

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井上英之氏

森田:続いて井上さん、自己紹介をお願いします。

井上英之(以下、井上):僕は「より良い社会をつくる」とか「こうあって欲しいな」という目的で事業を興す「社会起業(ソーシャルベンチャー)」を日本で促進する活動を続けています。活動の第一歩は、2001年に開催したソーシャルベンチャー向けビジネスコンテスト「STYLE」です。STYLEは日本で初めてのソーシャルベンチャーを対象にしたビジネスプランコンペです。

 それまでは僕はビジネスコンサルティング会社で戦略系の仕事をしていたのですが、ずっと自身のキャリアや今後の人生について悩んでいました。その際にアレンさんと出会い、米国の大学のビジネススクールがソーシャルベンチャーのビジネスプランコンペを始めたことを知りました。

 そこで「これなら何かできるかもしれない」と思い、周囲の20~30歳の人たちやNPO法人と協力してSTYLEを実現することになったのです。

儲けるためではない、社会問題解決のコンペとは?

森田:今のところ僕は「ソーシャル・ベンチャー・ビジネス・コンペ・スタイル」の意味はスタイル以外なにも分からないですね(笑)。井上さん、説明していただいてもいいですか?

井上:アレンさんにお力添えいただいたおかげで実現した「世の中を良くしたいアイデアを出し合い、事業を興していく」ためのビジネスコンペです。一般的なビジネスコンペの内容は儲ける手段や事業を拡大する方法などが中心になります。

 一方、ソーシャル・ベンチャー・ビジネス・コンペ・スタイルは「障害を持った家族が生きやすい世の中にするために起業する」といった身近なストーリーから始まり、それを実現するためのプロセスで福田さんのような方にブラッシュアップしてもらいます。

 福田さんも「その過程で何かを学ぶ」といったように、ただギブするだけの関係でないのもポイントです。私という存在から事業が始まるという「旅のようなビジネスプラン」という考えがとても大切ですね。

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