彼女への復讐で「結婚資金100万円」を使い果たしたが…直後に後悔した24歳男
飲食店経営の夢を叶えてくれたのに…
前々から飲食店を経営したいと言っていたU斗さんから、「自分の店が持てるようになった暁には、オープン前に親友である美馬さんの誕生日を大々的に祝いたい」などと冗談のように言っていたことを思い出します。
「全身の血が冷たくなるとはこういうことかと思いました。U斗は、2か月ほど前に理想の居抜き物件が見つかり、彼女と相談してオープンできるよう改装などの準備を急ピッチではじめていたそうです。……愕然としました」
Mさんは、U斗さんの彼女と仲良くしていたこともあり、3人で美馬さんを驚かそうと準備をしていたのです。それを聞いた美馬さんは、呼吸も苦しいほどカラダが熱くなって震え出し、「後悔するしかなかった」と言います。
100万円を穴埋めするために奮闘
「真実を言えば、絶対にMとの関係もU斗との友情も終わると思いました。そこで、使ってしまった100万円を穴埋めするため両親から借金し、パソコンがあれば在宅で可能な副業を開始。後悔の念にさいなまれながら、使い込んだお金の補填に奮闘しています」
誕生日以降、生きた心地がしないという美馬さんは、「いちど行動をおこすと後戻りができないことも多いし、やってしまったことはナシにはできない。仕返しをするときには、十分ウラを取ってからにしてほしい」と語ってくれました。
仕返しをしてスッキリするはずが、後悔するハメになった美馬さん。誰かに仕返しをしたいと考えたときにはまず、真実を確かめてからのほうがよさそうです。
<TEXT/夏川夏実 イラスト/葉月しあ(@shia_lifestyle)>
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