片想いだった女性からの「会いたい」LINEメッセージに仕組まれた罠とは
大人になるにつれて、若き頃の人間関係が浅薄になってしまうのは仕方ないこと。しかし、はかなく消えかけていた関係が再び構築される瞬間が突然訪れることもあるのだとか。嬉しいようですが、どうやら全てがそうではないようです。
複雑な思いを背負いながら語ってくれたのは、メガバンク勤務の直人さん(24歳・仮名)。趣味はバイクツーリングと釣りで、最近の休日の過ごし方は「道志みち(どうしみち)」をツーリングしたり、山間でのソロキャンプをすることがマイブームだそうです。
大学時代憧れていた女性から突然の連絡
そんな日々を送る直人さんですが、ある日突然、大学時代に好意を寄せていたAさんからLINEメッセージが入りました。
「Aさんは僕にとって思い出深い人で、アウトドア研究会というサークルで一緒だった僕が好意を持っていた女性。あの手この手を使って気を引こうと頑張ったのですが、全て報われないまま大学を卒業してしまったという悲しい経緯があるんです。今となってはLINEの交換をしていたことさえ忘れていたほど、Aさんへの未練はさっぱり残っていなかったのですが、久しい彼女からの連絡に正直驚きました」
それでも学生時代はAさんのことで頭が一杯だった直人さんは、ほろ苦い思い出をよみがえらせながらメッセージに目を通したそう。
違和感を抱いた彼女からの連絡
「久々に届いたメッセージ内容は『私のこと覚えてますか?』からはじまる他愛もないものでした。そんなささやかなメッセージに対して、踊る心を抑えつつ、社会人らしい挨拶メッセージを返しました。一体どんな返事が来るのかと心待ちにしていると、どこで聞いたのか、なんと僕が勤める会社について言及してきたのです」
直人さんは、なぜ彼女が自分の勤務先を知っているのか疑問に思ったそうですが、昔、熱を上げていた女性からのメッセージはやはり嬉しく、一応挨拶程度の返信をしたそう。それから1週間ほどたったある日、再びAさんからお誘いのLINEが届きます。