コンビニのおかげで会話が増えた!寡黙な父の“意外な趣味”と共通点
スイーツ選びを迷う父親がかわいくて
「オヤジの口からポンポンと言葉が飛び出してくることにも驚きましたし、スイーツを選ぶのに30分もコンビニをウロウロしていたのかと思うと、どう表現していいか……。とてもかわいらしく思え、普段のイメージが破壊されていきました」
いい意味で普段のイメージが破壊されたことで、父に対して親しみがわいてきたと言う平田さん。どんなスイーツが好きか尋ねてみると、父親はとにかく語る、語る。聞けばスイーツにはこだわりがあり、会社では昼休憩や残業時などによく購入すると言います。
「自分の知らない父親の一面を知って、動揺が隠せませんでした。しかも、僕も甘いものが大好きだったので、気づけば食い気味に質問。何年間もほとんど口を利いていなかった間柄とは思えないほど、父との会話は盛り上がりました」
スイーツをきっかけに親子の会話が復活
この日を境に、平田さんは父が好みそうなスイーツを買って帰るようになります。そして父もまた、仕事が早いときには近くのコンビニまで歩いて行き、2人分のスイーツを購入するように。
「いまでは、本当にたまにですが、2人でスイーツ目当てにコンビニへ出かけることもあります。まだ、スイーツ以外で盛り上がれる話題は見つけられないままですが、以前よりは明らかに会話が増えました」
このことがキッカケとなり、職場や取引先で接する人との共通点を探すようになったと言う平田さん。以前よりも会話が弾むようになったそうです。どう接していいのかわからない人がいたら、まずは自分との共通点を探ってみてはいかがでしょうか?
<TEXT/夏川夏実 イラスト/葉月しあ(@shia_lifestyle)>
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