ミスを押しつけられ、孤立して退職…一族経営の会社に元社員が復讐するまで
業績が落ち込み、事業規模も一気に縮小
この1件の後も謝罪の申し入れはありましたが、会うことを拒否。元職場は倒産こそしてませんが事業縮小を余儀なくされることに。現在はオフィスも賃料の安いテナントに移り、細々とやっているといいます。
「徹底的に争うこともできましたが、それをしなかっただけ感謝してほしいくらい。先輩には何もできませんでしたけど、課長にはガツンと言えたし、やられた分の半分は返せたかなと思っています(笑)」
同じ復讐でも肉体的に危害を加えたり、会社の業務を妨害するやり方だと罪に問われるのはこちら側。現にそういう事件もたびたび報道されています。
その点、今回のケースは叔父の存在が大きかったとはいえ、契約の更新をしないだけなら違法性はありません。取り成しの件にしても彼がそれをする義務も義理もなく、そういう意味ではスマートな復讐のやり方だったかもしれませんね。
― 特集・スカッとした話 ―
<TEXT/トシタカマサ イラスト/パウロタスク(@paultaskart)>