ミニストップが“ソフトクリーム専門店”を出すワケ。「飲むソフトクリーム」な味に驚き
異例の展開はソフトクリームへの熱意か
コンビニの異業種コラボの歴史は長い。今ではローソンと組んでいる無印良品は、古くはファミリーマートで展開していたが、なんと1980年代まで時代を遡ることができる。
だが、コンビニブランドが別業態へ進出する事例はほとんどない。ローソンの展開する「ナチュラルローソン」「ローソンストア100」も、高価格帯・低価格帯にそれぞれ特化しているとはいえ、あくまでもコンビニエンスストアの一形態。
この異例のブランド展開は、商品に並々ならぬ思い入れと自信があるからこそなのだろう。
ソフトクリームの研修や試験が
「ミニストップでは、入社後に全社員がソフトクリームの研修を受けます。座学・実技ともにあり、研修後には『ソフトクリームマイスター』の試験もあるんです。ただ結構な難易度で、社員でも何度も実技で不合格になる者が(笑)。
綺麗な形に仕上げるだけでなく、量を一定に保つのが大変なんですよね。同じ値段で量がちがってはお客様に失礼なので、多くも少なくもないように巻き上げられないと、合格できません。
合格者は胸元にマイスターバッジをつけて店頭に立っているので、お近くの店舗で見つけたらぜひソフトクリームを注文してみてください」