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「4秒で決まる」セールスの極意とは?20代営業マンが今すぐすべきこと

学び

1日の研修で見違える成果が出る人も!

名刺 サラリーマン

※画像はイメージです

 では、郷さんが提唱するメソッドを実践するとどれくらいの効果が出るのでしょうか。なかにはたった1日で、新人がベテラン以上に売れる人材に変身することもあるのだとか。

「車のメンテナンス商品の販売で、入ったばかりの新人が僕の研修を受けてから、1日10件の販売獲得することができるようになりました。

 ベテラン販売員でも1日5件販売できれば凄い方なのに、新人がその2倍の成績を叩き出してます。ほかにも販売未経験のバイトの女の子でも、1日5件くらい販売を獲得したりしてますね」

「※ただしイケメンに限る」のでは?

「第一印象が大事」という話を聞くと、「結局『人は見た目が9割』って話か」という印象を持ちがちですが、郷氏はこれを否定します。

「持って生まれた容姿は、実はそこまで重要ではありません。少しばかり有利になる程度なんです。あくまでセールスの現場で求められるのは清潔感、身だしなみ、笑顔など。

 いずれも努力や訓練でカバーできるものばかりです。べつに絶世の美女やイケメンである必要はないのです」

 無愛想なイケメンよりも、商材への熱意と情熱がある人のほうが、遥かに売れる人材として成長するというのです。

悩んでいる20代セールスマンへ

郷裕二

郷裕二さん

 最後にbizSPA!読者世代の20代セールスマンに向けたアドバイスを郷さんに求めてみました。

「頭で考えるより先に動いてほしいです。たとえ断られてもいいので、まずはお客様100人に声を掛けてみる。断られることを恐れてブレーキをかけてしまってる人が多いので、そのメンタルブロックを壊すことです。

 重要なのは100人に声をかける過程でPDCA(Plan=計画、Do=実行、Check=評価、Action=改善)を回すことです。そうすると、声をかけるたびに経験値が得られるので、1人目に声をかけた時と、100人目に声をかけた時で、明らかに姿勢が変わっているはずです」

 販売も恋愛も最初から上手く行かないのがあたりまえ。そのため行動量を増やして経験値を獲得することが打開策につながるとしています。

「老若男女問わずモテる人、あっという間に仲良くなって売れる人。これを僕は『GO-getter』と名付けてます。『GO-getter』になるには、まずはやってみてから考える。これが近道です。ただ本を読むだけでなく、ぜひその内容を実践してください。きっと、あなたのセールス人生の助けになると思います」

<取材・文/栗林篤>

【郷裕二】
業界・商材を問わずナンバーワンセールスになった経験を基に研修講師に。2万人を超える人材に指導した実績を持つセールスコンサルタント。著書に『4秒1分の法則でモテる販売力をつけよう!』(文芸社)。

元IT企業のサラリーマン。株主優待と家賃収入で細々と暮らすフリーライター。著書に『サラリーマンのままで副業1000万円』がある

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