半年で3500万円を稼いだNFTゲーマーを直撃「60歳すぎの母親もゲーマーに」
副業でNFTゲームに取り組む人々のリアル
――「スカラー」とは?
アジ:NFTゲームには資産はないけどゲームで遊びたい人(スカラー)と、資産はあるけどゲームを遊ぶ時間がない人(オーナー)がいて、その両者マッチさせる「スカラーシップ」という制度があります。私はギルド内でスカラーとオーナーをマッチさせる管理をしていて、これまでに160組を成立させています。
――スカラーはどんな人がやってるのですか?
アジ:ジョブトライブスのスカラーは全員日本人で、大学生、会社員、シングルマザーなど様々です。もうひとつ「アクシーインフィニティ」というゲームのスカラーも管理していて、そちらは日本人とフィリピン人が半々くらいです。日本人は副業感覚で取り組んでいますが、フィリピンの人はコロナ失業者や、学費が払えない学生だったりと、文字通り「生活がかかってる」人が多い印象です。
60歳過ぎの母親もNFTゲーマーに
――スカラーをするとどれくらい稼げるのですか?
アジ:所持するNFTカードの割合で変わってきますが、1枚もカードをもってない人でも、『ジョブトライブス』で月3万~5万円は稼げてます。たとえば、副業でブログやYouTubeを始めても、初月で5万円を稼ぐのはとても難しいので、そういった意味ではおすすめの副業です。ゲームもシンプルで戦闘もオートでできる部分が多いので、ゲーム経験がほとんどないシングルマザーの方でも適応してます。
これは余談なのですが、60歳過ぎの私の母親にもジョブトライブスを教えてあげたらハマって、先日開催された初心者向けの大会で10位以内になってます(笑)。
――60歳過ぎのNFTゲーマーとは凄い。最後に今後NFTゲームはどうなるのか、展望をお聞かせください。
アジ:日本のゲーム開発会社がNFTゲームに続々参入していて、それがニュースになっています。今後、そういったゲームがリリースされれば、純粋にゲームとして面白い稼げるゲームが色々登場すると思います。ゲーム好きの立場としては、一攫千金狙いでお金のためだけにやるよりもゲームそのものを楽しみたいですね。初心者の人なら最初はフリープレイでNFTゲームを楽しんで、楽しめたら少し課金するというスタンスが良いと思います、実際に私がそうだったので。
<取材・文/栗林篤>