麒麟川島の“目に見えないゲキ”。天津・向清太朗が明かす決意「地上波で売れたい」
「芸能界で売れる」という無理ゲー
――いざ、売れるための戦略を立ててみていかがですか?
向:そもそも、(芸人人生を)振り返ったときに、売れるための行動や計算をしていなかったな、と気づいたんです。それができる最後の年齢だと思ったので、45歳まで3年間、そちらにふった行動をしようと思いました。
それをやることで、漫画の知名度、僕の価値、今までやって来た仕事の価値も上がるのかなと思っています。ただ、今めちゃくちゃ考えているんですけど、その結果、芸能界で売れるって、こんな無理ゲーあるかとゾッとしています(笑)。
「ピーターさんのホームパーティー行こうぜ」
――ラジオの話がでましたが、共演している川島さんの印象を教えてください。
向:川島さんは、出会った当時からすごいんですけど、よりきめ細やかになっているというか……。ラジオは収録で『ラヴィット!』(TBSテレビ系)が終わってから録ることが多いので、バッキバキに仕上がった状態で収録するんです(笑)。
だから、一緒にやっていてしびれることが多いですね。こちらから話題を振ってかき回してみるとか、ゲストと自分の過去のエピソードを思いだしてみるとか、しっかり用意しておかないと太刀打ちできないなって思います。
――最近、川島さんのポテンシャルが注目を浴びていますが、確かに昔からすごい方だった印象があります。
向:どちらかというと、昔はグッとお笑い方向の方だったと思うんですけど、どこかのタイミングで、(大衆にも伝わるように)分かりやすく言い換えるようにしたのかなと思います。あと大阪時代、川島さんは、近い世代の芸人とばかり飲んでいたのに、十数年前、急に「ピーターさん(池畑慎之介さん)のホームパーティーがあるから行こうぜ」と言われたときはビックリしました(笑)。
絶対そんなこと言う人じゃなかったんですけど、おそらく、自分の現状を変えようとしているんだろうなと思ったんですね。ただ、いざパーティーに行っても、川島さんは誰ともしゃべっていなかったので「しゃべらへんのかい!」とは思いました(笑)。