麒麟川島の“目に見えないゲキ”。天津・向清太朗が明かす決意「地上波で売れたい」
地上波で売れる方法を42歳から模索
――(笑)。改めて、ゆゆ先生の作画が加わった本作を読んでの感想を教えてください。
向:先生の力って改めてすごいなと思いました。“こういうふうに描いてくれたらいいな”をちゃんと超えてくださるんですよ。めちゃくちゃカッコつけて言いますけど、直接会話せずとも作品で会話ってできるんだなと思いました。だから、逆に会っていなくてよかったです。お会いしてたら、めちゃくちゃ長文の感謝LINEをしていたところでした……。
――(笑)。お笑いはもちろん、漫画原作、イベント主催など多彩な向さん。最近どんなインプットをされているんですか?
向:こうした作品の知名度を上げるためには、絶対に俺が売れていたほうがいいじゃないですか。だから42歳から、なんとか地上波で売れる方法がないかと模索しています(笑)。じつは10年くらいテレビを観ていなかったので、新たにインプットするため、家にテレビを6台置いて全局つけています。観ていたら、誰が出ているか、ある程度無意識に入ってくるじゃないですか。
麒麟・川島さんとのラジオが転機に
――テレビに出たときの立ち回りの勉強にもなりそうですね。
向:そうですね。全部無声で流しているんですけど、誰が出ていて、誰がどんなことを言ったのか、気になるやつは音量を上げて勉強している感じです。
――42歳で売れたいと思ったきっかけは?
向:29歳のときに大阪から東京に出てきたんですけど、そこで「35歳までに年収◯◯円を稼ぎたい」と目標を持ちました。それは自分の中でずいぶん高い額だったのですが、昨年、41歳のときに6年オーバーで達成できて。
今年、次に何をやるか考えていたところ、麒麟・川島さんとラジオ『ブレインスリープ presents 川島明のねごと』(TBSラジオ)をやらせてもらうことになりました。川島さんを大阪時代から20年以上そばで見させていただいているんですけど、言葉ではなく、行動で見せてくださる方なので、僕は勝手に、川島さんが(番組に)呼んでくださったと思っているんですよ。そういうことが自分のマインドとバチッとハマって、売れたほうがいいよな、と思うようになりました。