麒麟川島の“目に見えないゲキ”。天津・向清太朗が明かす決意「地上波で売れたい」
芸人、ライトノベル小説家、アニメ・声優イベントの主催やMC、ラジオパーソナリティ……さまざまな顔を持つお笑いコンビ天津・向清太朗さん(@tenshinmukai)。
自身が漫画原作を務める『推しの彼女の成り上がり~不遇なヒーラーをアイドルにして、異世界で武道館ライブを目指します~』(ライブコミックス)も好評配信中と、“好き”を仕事に順風満帆に活動しているが、42歳となった今、新たな挑戦をしているという。
【前回のインタビュー】⇒<漫画>天津・向清太朗が回顧、“岩手移住”した相方からの告白「絶対に解散だと思った」
それは彼にとっても原点であり、なくしてはならないもの。そのきっかけをくれたのは、大阪時代から苦楽をともにした先輩芸人の麒麟・川島明さんだった――。インタビューの最後には本作の第2話を特別公開する。前回のインタビューや第1話と併せてぜひ読んでほしい。
【マンガ】⇒『推しの彼女の成り上がり~不遇なヒーラーをアイドルにして、異世界で武道館ライブを目指します~』の第1話を読む
【マンガ】⇒『推しの彼女の成り上がり~不遇なヒーラーをアイドルにして、異世界で武道館ライブを目指します~』の第2話を読む
原作担当漫画のヒロインの魅力は
――『推しの彼女の成り上がり』のヒロイン・イレイザについて教えてください。彼女にはどんな魅力があると思いますか?
向清太朗(以下、向):物語は、主人公のアイドルオタクの大学生・幸太郎が、異世界に飛ばされると、目の前に推しそっくりのエルフ・イレイザがいて……という物語なんですが、彼女はいろいろ不遇で、それをどこかで諦めてしまっているんです。
ただ、歌への思いはあって、歌うことを楽しんではいる。そんな中で、幸太郎がプロデュースという形で彼女を見出していくわけですが、それに信じて乗っかれる無垢な部分は魅力だなと思います。諦めているけど、根底では変わりたいと思っているんじゃないかなと思いますね。
オタクが運営に口を出すのは本当は違う
――本作の中で特にこだわったところは?
向:幸太郎はイレイザの推しになるわけですけど、オタクが運営に口を出すって本当は違うじゃないですか(笑)。初めはもう少し口出しするようなイメージだったんですが、そこは削ぎました。イレイザも不幸すぎず、マイルドにしている部分はあって、そのあたりのバランスは考えましたね。
――作画を担当されているのは、イラストレーターとしても活躍されている幸原ゆゆ先生です。ゆゆ先生とは実際にお会いになったんですか?
向:ご時世もあって、まだお会いしたことがないんですよ……。ただ、(この状況が)すごくサイバーっぽくてカッコいいなと思っています。