10万円から購入できる「格安都市圏マンション」のカラクリ
はじめまして! 「のらえもん」と申します。
湾岸マンションに住みながら、マンション購入の話題に特化した「マンション購入を真剣に考えるブログ」で日夜、マンション購入や相場についてあーでもない、こーでもないと語っております。
さて今回は、20代のビジネスマン向けにマンションを購入するのにいったいいくら必要なの? 頭金が安すぎるマンションってどういうカラクリなの? というところを話していきたいと思います。
都市圏マンションの頭金の最低ラインは?
かつて日本は20代のあいだに結婚して子供ができて、1回目の家購入を済ませるのが多数派だった時代がありました。
現代はどうでしょう。地方では上記のような人も多いですが、大学を期に上京し、日本の屋台骨となる大都市圏で一生懸命働く若きサラリーマンは狭いワンルームに地方では考えられないほどの高い家賃を払い続け、貯金もろくにできないという人が多いのではないでしょうか。
では実際、大都市圏のマンションを買うにはいくら必要か、知っていますか?
普通は購入代金の1割はマストです。
3000万円なら300万円が最低ライン。本当は2割で600万円です。
だって、住宅を買うには、住宅購入の他に住宅ローン手数料と保証料、各種税金、司法書士報酬、仲介手数料(中古の場合)、保険、引っ越し代やインテリア……といった諸費用が必要ですからね。
3000万円って額面のマンションに住むには、諸費用含めて3300万円が必要で、住宅ローンは頭金を1割入れて2700万円から返していくってことになります。
元手ゼロで600万円を貯金するには?
さて、600万円を貯めるには何年必要でしょうか?
月1万円なら50年。5年で貯めるには月10万円が必要です。え? そんなことできない?
いま仮にあなたの貯金がゼロだとしたら4つの選択肢があります。
1:早めに結婚して子供が生まれる前に夫婦で稼いで、どちらかの収入の範囲内で暮らす
2:残業するか転職するか副業してそもそもの収入を増やす
3:趣味や食費を削って、支出を減らす
4:親に住宅を購入するので土下座して援助してもらう
なんだかんだ、みなさん1~4を併用して頭金を貯めるんですよね。
「いやそんなに貯められないよ! でも家はほしいよっ!」ってアナタ。
ぶっちゃけ、頭金10万円でも買える物件もあります。それは「売れていない」かつ「そもそもの物件価格を意図的に高くしている」マンションなのです。