ビックカメラ、丸亀製麵…初心者向け「株主優待銘柄」4選。元自衛官投資家が推薦
株主優待券を利用するときの注意点
「優待利回りが低すぎると投資資金が運用になりません」と生方氏はクギを刺す。あくまでしっかりと見極めることが必要なようだ。
「1%未満のものは避けましょう。また、長期間保有している株主に対して割り増しの買物優待券を進呈している企業もあります。逆に、優待利回りが高くても自分の生活に関係ない会社の株を購入しても得はありません。例えば、14%を超える商船会社の優待を手にしてもクルーズに興味がなければ宝の持ち腐れになるだけです。
優待券には期限が決められていることが多いので、切れる前に計画的に消化すること。そして所有している株数と得られる優待の効率のよい枚数を選ぶことも大切です」
投資を進める前にまず自分が良く利用する商品やサービスを洗い出してみるべきかもしれない。日常生活の導線上にあり、なおかつ利回りが低すぎない企業に注目してみてはいかがだろうか。
<取材・文/一ノ瀬聡子 撮影:KENKEN/イメージコンサルタント坂井二朗>
【生方正】
高校卒業後に海上自衛隊に入隊。勤務の傍ら貯蓄を行い、国内株式、不動産投資で億の資産を築く。FIRE達成後は海外に所有する別荘に滞在。それ以外は各国を旅している(訪問国:7大陸33カ国)。著作に『攻めの節約』(WAVE出版)がある
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