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高給でも虚しい…商社マンのお仕事事情「秘境や僻地ばかり行かされる」

コラム

諸々の手当は充実している

疲労

 ただし、出張手当などはしっかり支払われるため、収入面での不満はまったくないといいます。

「仮に1か月海外出張だった場合、ウチの会社はドル建てベースで計算されるため、今のレートで手当てだけで30万円は超しますね。特に私なんかのケースだと通常の海外出張手当に加え、危険手当や僻地手当などいろんな名目の手当が付いてくるからです

 なんとも羨ましい話ですが、ゆえに同じ同業者以外には仕事のグチをこぼせないようです。

収入減でも海外出張のない会社に…

「『そんだけもらってるなら我慢しろよ!』って言われそうな気がして……。きっと私も別の業界で働いていたらそう感じるはずなので。けど、昨年から海外出張が本格的に再開しましたがやっぱりキツい。

 今は収入が減ってもいいから海外出張もなく、週末もきちんと休める会社に転職したいってつくづく思います。新しい彼女もいい加減欲しいですしね(笑)」

 最近は社員の平均年収が1000万円を超える企業が増加傾向にありますが、実際に勤めている方に話を聞くと、連日遅くまでの残業が当たり前だったりします。激務ゆえに高給といえばそれまでですが、休むヒマがないほど忙しいのも考え物かもしれませんね。

<TEXT/トシタカマサ イラスト/カツオ(@TAMATAMA_GOLDEN)>

―特集[本当にあったブラック職場]―

ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中

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