円安とインフレから 財産を守るため、プロが勧める6つの投資先
外貨預金:表示に惑わされないように
かつては手数料の高いイメージがあった「外貨預金」ですが、一部の金融機関では為替手数料が低下しており、外貨MMFよりも割安な手数料でドルを購入できる場合があります。
金利については、外貨定期預金にすることで、金利が高くなります。ただし、1か月定期で1%の金利の場合は、1か月間に得られる金利は1%÷12か月=0.83%となりますので、表示に惑わされないようにしましょう。
物価連動国債:短期で勝負するなら
日本政府が発行するインフレに連動して元本や利払いが増えるのが「物価連動国債」です。直接購入するのではなく、投資信託を通じて買うのが一般的です。インフレになれば価格上昇、デフレで価格下落というわかりやすい商品設計です。
今までは、日本銀行のインフレ誘導金融政策があっても、一向に物価が上昇する気配はありませんでした。しかし、2022年のアメリカの利上げによって、エネルギー価格、輸入食料品の価格上昇、世界的な需要増などが起きています。
単純な需要増に加え、為替の影響で物価が上昇しています。短期的には今年いっぱいは物価上昇が続く見込みですから、短期勝負で物価連動国債に投資する投資信託を購入するのもいい戦略といえそうです。