「ラベリングする癖が」32歳婚活女性の悩み

村井 玲さん（仮名・32歳）会社員。アプリ利用歴3年。利用アプリはダイン。ハイスぺ男と付き合った過去から、同レベル以上の男との結婚を夢見て奮闘中

　一方の女性はどうか。女子アナ系美人の村井玲さん（仮名・32歳）は「電通、医者、GAFAといろんなハイスぺと会って、ラベリングする癖がついてしまった」と顧みる。

「29歳のときの彼氏と別れてから始めました。男から次々といいねがくるし、無限に出会える！ってびっくり。毎週2～3人と会ってました。それで41歳のハイスぺ男と1年付き合い、結婚も考えてたんだけど、相手はそうじゃなかったみたいで。今思えば遊ばれてたんだと思います」

　だが、ハイスぺと付き合ったことが自信になったという。

「年収1000万円以上じゃないと会ってません」

「日常生活で会う人との乖離が大きすぎるとはわかってても、アプリ以外の出会いは効率悪く感じちゃうし、たくさんの人と出会うとハイスぺを引き当てそうで夢を見てしまう。求めるスペックも上がって、今は年収1000万円以上じゃないと会ってません」

　そんな村井さんだが、32歳になってからマッチ率はガクッと減ったそうだ。

「でも理想は高いまま。先日、同い年の真面目な男性に告白されて、結婚するならこの辺がいいんだろうなと思いつつ、今まで出会った人と比べると魅力に欠けてて、振ってしまいました。この先、地に足がついたお付き合いができるか大丈夫かなって心配です」

　一見結婚に近づいているようで、五里霧中でさまよう男女を生んでいるのだ。

＜取材・文・撮影／週刊SPA！編集部＞