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サントリー、果実感が強い「缶チューハイ」を新発売。開発の背景を聞いた

ビジネス

消費者が求めるニーズに変化が

CRAFT -196℃

「果実以上に果実」に対する意識の高さは感じた。ただ、そもそも「クラフト196シリーズ」が開発された背景は何なのか。

味のクオリティを求めるお客様が増加したことが大きいです。コロナ禍以降、生活様式の変化が起きています。例えば、動画配信を見ながら飲酒される方、居酒屋に行けないために家で飲酒する方など、ライフスタイルは多様化しました。

 そしてコロナ禍から約2年経過し、お客様の缶チューハイに対するニーズも変化しています。実際、弊社の調査結果では『味わいを楽しみたい』『良い品質のものを手に取りたい』という傾向が顕著でした。より味にこだわったチューハイを提供するためにクラフト196が開発されました」

 そのニーズに応えたうえで、「クラフト196は品質や味わいだけでなく、多様化したライフスタイルにもアジャストできるよう調整されています」と続けた。150円ほどで気軽に買えるものでも、多くの障壁を超えて販売に至るわけだ。そういった背景に思いを馳せてみると、「いつもの1本」も、また違った味わいを楽しめるかもしれない。

<取材・文/望月悠木 編集/ヤナカリュウイチ(@ia_tqw)>

フリーライター。主に政治経済、社会問題に関する記事の執筆を手がける。今、知るべき情報を多くの人に届けるため、日々活動を続けている
Twitter:@mochizukiyuuki

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