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金遣いの荒い彼女に三行半!高くついた勉強代に、20代男性が後悔の日々

コラム

ブランドのアクセサリーやバッグを散財

実録!私の結婚トラブル

 それでも瑠璃さんを信じてみようと、志下さんは覚悟を決めて給料を全額渡すことにします。最初こそ、友達に負けたくないと見栄えのよい弁当を作ったり、ネクタイを締める練習をしたりしていましたが、まったく長続きしません。

「節約と言って、100均で収納カゴや1回ぐらいしか使わないようなものを大量に購入しているかと思えば、ブランドのアクセサリーやバッグが増えていることもありました。『メルカリやリサイクルショップで買った』と言われ、信じてしまった自分が情けないです」

 ある日、携帯電話が料金未納でストップしてしまいます。志下さんが稼いだお金を、瑠璃さんが散財していたのです。同棲とはいえ、通帳や支払いの管理は結婚への予習という意味もあり、任せていたのが原因でした。

「僕より勤務時間の短かった瑠璃が、督促状などをすべて破棄していました。携帯料金についてはショートメールでお知らせなども来ていたようですが、いっしょにいた瑠璃がコッソリ消去していたみたいです。全然気づきませんでした」

金遣いの荒さも治らないもの

 ほかにも未払いとなっていたものはたくさんあり、志下さんが貯金を切り崩して30万円ほど補てん。もう二度と散財しないと約束しますが、またすぐに同じことが起きてしまいます。家賃や水道光熱費を入金せず、志下さんの給料すべてを使い切ったのです。

「携帯料金の未納はさすがにバレると思ったのか最初の1回だけでした。その1回で督促状のように自分が処分できるものと、そうではないものを見極めたのでしょう。何かが利用停止になって散財に気づく繰り返し。3度目の補てんを終え、結婚は難しいと痛感しました

 当時は瑠璃さんと泣く泣く別れた志下さん、「よく、酒癖、ギャンブル癖、女癖は治らないと聞きますが、金遣いの荒さも治らないものですね。みなさんも気をつけてください」とアドバイスをくれました。そして、いまではスッキリとした気持ちなのだとか。

 いまは切り崩してしまった貯金を取り戻すため、仕事に打ち込む志下さん。高い勉強代になったようですが、結婚前に気づいてよかったと言えるでしょう。志下さんのように後悔しないためにも、ときどきはパートナーの人間性を冷静に見極めたいものですね。

<TEXT/夏川夏実 イラスト/zzz(ズズズ)@zzz_illust

特集・実録!私の結婚トラブル

ワクワクを求めて全国徘徊中。幽霊と宇宙人の存在に怯えながらも、都市伝説には興味津々。さまざまな分野を取材したいと考え、常にネタを探し続けるフリーライター。Twitter:@natukawanatumi5

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