『ヘキサゴン』出演の慶應卒イケメン俳優が「タダの飲み会でも行かない」と断言する理由
積立投資を少額からでもはじめて
節約の習慣を身に付けながら、余ったお金を貯蓄や資産運用に回すのがベスト。何からはじめるべきか、崎本さんは丁寧に解説する。
さらに、「無目的な飲み会にはタダでもいかない」のも節約の鉄則だ。20代の頃、崎本さんは「誘われればとにかく行く!」と決めて夜な夜な飲み歩いていたが、借金の返済に追われる日々となってから「行けば行くほどマイナスになる」と気が付いた。
理由は、たとえおごってもらえるとしても「交通費」がかかり「時間」も損失するためだ。無駄な飲み会で「時間」を奪われることは、自分を高め、魅力的な人物になろうとする「自己投資」の妨げにもなるからです。
「今の時代は、積立投資をおすすめしたいです。投資と聞くと尻込みする人もいるかもしれませんが、最初は少額からでもかまいません。まずは、100円からでも試してみて、半年、1年、2年と、時間が経つことによってどうお金が増えるかを学び、手応えがあればもっと多くの金額を費やしてみるのがいいです。
また、これからは『日本円』だけを持っているのは、リスクが高いので外貨投資も検討してほしいです。例えば、今、手元に100万円あるならば、半分だけでもドルやユーロに換えておく。お金を1箇所に集中させておくのもリスクなので、今ある資産は数箇所に分散させましょう」
「変わりたい」と思ったらチャンス
生活にお金は欠かせない。しかし、お金とどう向き合うかを教わる機会は限られている。知らなかったせいで、今まさに貯金もなく、借金まみれになっている人もいるだろう。一時期は借金に苦しみながらも、生活設計を立て直した崎本さんは“人生に詰みかけている20代”に向けて、メッセージを送る。
「そもそも、何かをはじめるのに早いも遅いもないと思っていて。だから、生活を立て直したいと思っている人がいるなら、今日からでも行動に移してほしいですね。もし借金を抱えているなら、勇気を出して誰かに相談するのがいいです。
はじめは僕も借金を打ち明けるなんてダサいと思っていたけど、家族や知人に『借金返済のためにお金を貸してください』とお願いしたら、そんな気持ちは吹っ飛んだんですよ。借金を隠してもお金を借りてる事実は変わらないし、今が最悪と感じるなら、それ以上悪くなることもないので。変わりたいと思った時点でチャンスだから、一歩を踏み出してほしいです」
<取材・文/カネコシュウヘイ>
【崎本大海】
’86年、東京都生まれ。6歳から子役として活動する。海城中学校・高等学校を経て、慶應義塾大学法学部政治学科を卒業。主な代表作は連続テレビ小説『わかば』『闇金ウシジマくん』『科捜研の女』など。現在は俳優業だけでなく、資産運用アドバイザーとして金融に関する情報発信も行う