恒松祐里23歳が語る、20代で起きた意識の変化「ゴールはひとつじゃない」
周囲を気にしていた時期からの解放
――なにかきっかけがあったのですか?
恒松:特別なきっかけがあったわけではありません。もともと「自分は自分」という気持ちを持った子どもではあったと思います。でも思春期や高校生といった時期には、どうしても周囲を気にすることがあったかなと。
それと、子役からお仕事をしてきて、自分の意見を言うよりも一歩引いているようなことが多かったのですが、19歳、二十歳くらいで、お芝居のワークショップに参加したり、いろんな人と出会っていくなかで、どんどん自分を出すことが好きになって、「自分は自分」という思いがまた強くなったのかなと思います。
でもそれも、二十歳になるまでの、そうした気持ちになっていく時間が必要だったのかなと思います。
ホラー映画が苦手な人でも
――ありがとうございます。最後に、ひと言メッセージをお願いします。
恒松:子どものころから応援してくださっているファンの方々に、主演映画を届けられるようになったことをすごく嬉しく思っています。みなさんが、自分の視点で自分事のように体験できる作品です。私のようにホラー映画が苦手なで方も楽しめると思うので、ぜひ劇場で見届けていただきたいです。
<取材・文・撮影/望月ふみ スタイリング/武久真理江 ヘアメイク/安海督曜>