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半年で150万円渡しても足りない…“金の亡者”と化した父親と離れる方法

コラム

自宅や会社の前で待ち伏せされたことも

毒親

「たかられていたのはわかっていました。私は同年代の男性の中で収入も比較的多く、まだ貯金も残っていましたけど、この調子だと全部吸い尽くされかなません。だから、これ以上は無理だと何度も伝えたんです。しかし、父はすごく粘着質で何度も電話やメールしてくるし、スルーしていたら自宅や会社の前で待ち伏せされたことありました

 態度も次第に強気になってきて、『親の面倒を見るのは子の義務』と言い出す始末。親の義務を果たさなかった人間の口にするセリフじゃないですよ。おかげでわずかに残っていた父への情も完全に消え失せていました

 もはや彼にとって迷惑以外の何者でもなく絶縁を決意。連絡先や住んでいる場所も知られていましたが、彼には“ある秘策”がありました。

海外赴任に乗じて父親と縁切り…

「実は、父と再会したのは赴任先の国から戻って間もないころで、半年~1年ほどで再び海外転勤が予定されていました。日本にいる間は本社勤務という形にはなっていたけど、言うなれば長めの一時帰国のような状態だったんです。

 父にはそれまで海外勤務だったことは伝えていましたが、当時の状況については『しばらくは本社勤務』としか言ってなかったので。その後、お金をたかってきたため、そう遠くないうちに再び海外赴任になることは黙っていたんです」

 父親には赴任先に向かう当日、成田空港からショートメールで連絡。海外転勤の報告に加え、お金も2度と渡さない旨を伝えます

「着信拒否やメールのブロックはしていませんが、それ以降は父からの連絡は全部スルー。会社にも絶対に連絡先を教えないように言っています。海外では別のスマホを使っているため、自宅に基本放置したままです(笑)」

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