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ノブコブ徳井健太が振り返る「なんもしてなかった」20代の頃と、相方・吉村崇

暮らし

相方・吉村のことは理解し直した

徳井健太

――相方の吉村さんとのお話しも伺いたいのですが、3月にオードリーさんの代役で『オールナイトニッポン』に出演されましたね。

徳井:まあ、吉村との関係はよくなりましたね。吉村という生き物を「嫌な奴だ」と思うこともいっぱいあったんですけど、嫌な奴なんじゃなくて、そういうことをやっちゃう人間なんだと理解し直しました。吉村は手を抜いちゃうときは誰がなんと言おうと手を抜いちゃうし、でもそこは僕が補えばいいんだ、と。プラスの部分であいつは誰にも負けないんだから、のびのびやらせればいいかって感じで今に至りました。

――もっと一緒にやりたいとは。

徳井:昔よりうまくいくと思いますよ。だからたくさんオファーをいただけたら嬉しいですけど、たくさん一緒に仕事したら、また仲が悪くなるかもしれない(笑)。分からないです。今までも、オファーする側からうまくいっていないと見えていたから、話がこなかったんだと思いますし。

 だから『オールナイトニッポン』からのオファーは嬉しかったです。結果、ノブシコブシは2人で呼んでもダメだと思われていたのが、「意外とうまくいってるんだね」と、業界の人もですが、リスナーにも思ってもらえたんじゃないですかね。

20代のころは本当になんにもしていなかった

徳井健太

――ちなみに徳井さんの20代はどんな感じでしたか?

徳井:なんもしてなかったです。毎日酒を飲んでギャンブルしてた以外の記憶がない……(笑)。「ヨシモト∞ホール」とかだと、真面目なピースと、不真面目なノブシコブシみたいな感じだったと思うんですけど、本当になにもやってなかった。

 だからすごくもったいなかったと思います。そのもったいない時間があったからこそ、今の僕らがいるという言い方もできますけど、でもあの頃もっとちゃんとやっていれば、もっと売れていたんじゃないかなとは単純に思いますね。あとはメモを取ってたらなと。

――メモですか。

徳井:エピソードとか、面白い話とか、なんとなくは覚えていても細かいことは忘れてしまっていることも多くて。最近はメモを取っていますが、当時の面白かったエピソードとかメモを取ってたらよかったなとは思いますね。今の若手は真面目な子が多いからメモしてる人も多いんじゃないかな。

敗北からの芸人論

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