「30点、40点」とつぶやく友人の採点対象に驚がく!すぐに友達をやめた勘違い
彼が不機嫌になった「女性の点数」とは
わけがわからないまま「え? どういうこと?」と聞いてみたところ、「いや~、あのオッパイは90点だわ。サイズも大きいし、プルンプルンだし。あれが40点とは、お前の目は節穴か? それとも貧乳好きなのか?」と聞き返されてしまいます。
「ますます混乱しました。思わず、いままでの採点について尋ねてみたところ、『は? オッパイの点数に決まってるだろ? お前もわかっていたから、感慨深げにウンウン相槌を打ってたんじゃねぇの?』と言われたのです。もう、言葉が出てきませんでした」
あらためていままでのことを冷静に振り返り、「じゃあ、ときどき高得点を大きな声で言っていたのも、歌っていた歌の点数ではなく、女性の胸の点数?」と聞いてみたところ、衝撃的な答えが返ってきます。
「健は、『当たり前だろ、それ以外に何がある? やっぱり高得点の場合には、相手にもちゃんと教えてあげないとね』と言い、『歌を口ずさむのは、俺のクセ。だけど、口ずさんだ歌に自己採点つけてつぶやくヤツなんて、フツーいないだろ?』と笑い飛ばされました」
点数は胸に対する評価だった
歌を口ずさむのはただのクセで、つぶやいていた点数はというとすべて女性の胸に対する評価だったということを知り、愕然とする倉持さん。思い返してみると、女性の横を通り過ぎるときに結構大きな声で点数を口にしていたことも蘇ってきて、嫌悪感に包まれます。
「自分の思い込みと勘違いとはいえ、こんなヤツをリスペクトしていたのかと思うと、本当に恥ずかしいです。女性に対しても失礼だし、いっしょに居て同類に見られるのも迷惑だと感じました。いまでは友人関係を解消し、いまは1人カラオケで特訓しています」
今回話を聞かせてくれた倉持さんの例はレアとしか言いようがありませんが、ふと冷静になったとき、近しい人の言動が迷惑行為だと気づくこともあるかもしれません。思い込みや勘違いをしないよう、どういう人なのかをしっかりと見極めたいものですね。
<TEXT/山内良子 イラスト/zzz(ズズズ)@zzz_illust>
-[私の周りの迷惑な人]-