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「やったフリ」で逃げ切る迷惑な同僚に喝!20代社員が出した“苦肉の策”とは

コラム

 世の中には、自分のやるべき仕事を他人に押しつけたり、自分の失敗を人のせいにしたりするズルイ人も少なくないようです。でも、そういうズルイ人は、いつか自分のやってきたことに苦しむ羽目になるかもしれません。

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※画像はイメージです(以下同じ)

 追谷亮平さん(仮名・25歳)は、「やったフリ」でその場を逃げ切る迷惑な同僚で同じチームの下馬さん(仮名・25歳)に困り果てていました。下馬さんは要領がよく、言葉の選び方も上手で先輩や上司から気に入られている存在だったのだとか。

先輩も「やる気のあるヤツ」と勘違い

「先輩や上司はすっかり騙されて、『下馬は、仕事も掃除もきちんとやっている。やる気のあるヤツ』だと、勘違いしているようでした。でも実際は、仕事も掃除も、押し付けられてやっていたのは僕。悔しかったですし、真面目にやっていることがアホらしかったです」

 チームといっても、いろいろな年代の社員で構成されるため、同い年で同僚なのは2人だけ。若手ということもあり、とにかく雑用や掃除も多かったのです。それでも2人で協力すれば、そこまで大変には感じない作業内容でした。

「掃除は先輩たちの目につく位置でわざとらしくやり、先輩たちがいなくなれば神隠しにあったみたいにいなくなります。共同で仕上げる仕事の場合は、僕と2人だけになるとスマホをいじって真面目にやってくれません。だから、ずっと腹立たしかったです」

掃除当番が当たっても「俺は、やった」

私の周りの迷惑な人

 真面目な追谷さんには「自分もやらない」という選択肢はなく、連帯責任で有無を言わせず怒られるという会社の風潮もあり、しぶしぶやっていました。掃除当番が当たっても「俺は、やった」と、トイレットペーパーを袋から出しただけで帰ってしまうこともあったとか

「それでも先輩たちは気づかない。何度も、自分もサボってやろうと思いました。でも、できなかった。しかも掃除ができていない箇所があったときには、先輩たちに『申し訳ございません、僕の責任です』と潔く謝って高評価をゲットするのです」

 あきれ果てつつも、現状をどうにか打破したいと思った追谷さん。いろいろな作戦を考えてみますが、どれもまわりくどくなってしまいます。そこで苦肉の策として、辞職覚悟で上司に下馬さんのことを相談。雑用や掃除を1週間交代にしてほしいと提案します

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