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「エライでしょ?褒めて」を連発する“猫なで声”彼氏にウンザリした彼女の話

コラム

 過去に付き合ったことのないタイプの相手と付き合うことになり、これまでとは違った驚きや戸惑い、悩みに遭遇した経験がある人もいるのではないでしょうか? 井上このみさん(仮名・27歳)は、彼氏のウンザリ言動を忠告する羽目になったと言います。

職場

※画像はイメージです(以下同じ)

 オラオラ系男子が好みだった井上さんは、屈強な彼氏とのデート中、ケンカに巻き込まれてしまったのだとか。まさか殴り合いになるとは思っていなかったのに、相手が攻撃的な態度を見せてきたため、彼氏が反射的に振り上げた手が井上さんに当たってしまったのです。

たまたま通りかかった男性に救われる

「ヨロけた拍子に転倒して、ケガをしてしまいました。打ったところが頭だったことや結構出血していたことに驚いてしまい、意識が朦朧というか、気が遠くなってしまったのです。そのとき、たまたま通りかかったのが大樹さん(仮名・29歳)でした」

 彼氏はスイッチが入ってしまったらしく、井上さんが倒れてしまったことには気づいてもいない様子だったのだそう。そんな状況を見かねて、大樹さんがそっと病院に連れて行ってくれたのです。このとき、ぼんやりとする意識のなかで、大樹さんにキュンとしのだとか。

「ぼやっとした記憶しかありませんが、私を担いで、近くのパーキングに停めてあった大樹さんの車で病院へ連れて行ってくれたようです。感謝の気持ちはありましたが、このときはそれよりも『彼女が倒れても気づかない彼氏って、何?』という怒りがこみあげていました」

自然な流れで付き合うことに…

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 また、昨日からずっと病院のベッドのそばで付き添ってくれていた大樹さんに魅かれていく気持ちとの葛藤もあったのだとか。そんななか彼氏から電話があり、自分のせいでケガをさせてしまったと詫びてきたかと思えば、一方的に別れを告げられてしまいます。

 状況がのみこめず混乱する井上さん。けれど無関係のはずの大樹さんが、飲み物を買って来てくれたり面白い話を聞かせてくれたりしたお陰で、徐々に冷静さを取り戻します。そして、穏やかでやさしい性格の大樹さんに魅かれていったのです。

「入院は2泊3日でしたが、すごく長い時間に感じられましたし、大樹との関係を築くのにはピッタリの時間でした。見ず知らずの私のために有給を使ってそばにいてくれたのには驚きましたが、嬉しかったです。退院するときには、自然な流れで付き合っていました

 これまで付き合ってきた屈強な彼氏たちとは、ボルタリングやキャンプなどがデートの定番だった井上さん。けれど、大樹さんとのデートは水族館や美術館がメインでした。歴代彼氏とはまったく違うデートの雰囲気も刺激的に感じたのだとか。

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