大事なアポ前に腹痛が…。仕事を飛ばした27歳女性が話した「意外な対応」
数日間放置したカレーが原因
病院で診察を受けると、体調不良の原因は食あたりでした。
「傷みやすい季節にもかかわらず、前日に数日間、鍋に放置したカレーを食べていたんです。しょうもない理由で各方面に迷惑を掛けて恥ずかしい限りでした」
この出来事をきっかけに、自分の生活や食べ物についてより一層気を付けるようになったそうです。
「病院を出た後、急いで上司に連絡しました。叱責されるかと思っていましたが、想像以上に優しく対応してくれました。良い上司に恵まれたなと実感しましたよ」
クライアントとの関係性に意外な変化が
そして、普段は厳しいクライアントも今回ばかりはとても心配をしてくれていたようでした。
「数日後、お詫びを兼ねて改めてうかがったのですが、上司から『食あたりによる腹痛』だったことを聞いていたみたいで。今までは仕事一辺倒のやり取りしかしていなかったのですが、私の『人間らしい一面』を知ったことでアイスブレイクにつながったような感じでした」
普段は真面目に業務をこなし、ツッコミどころのない「カタブツ」な印象が否めない大須さん。クライアント側からすると、そんな大須さんの意外な一面が打ち解けるきっかけになったみたいです。
「いつも完璧を求めてしまい、隙がない性格だったのですが、今回の1件でクライアントとの距離も縮まりました。災い転じてといいますか……(笑)。商談もしやすくなって良かったと感じています」
できる社会人を目指すには、思いがけないトラブルを逆手に取り、チャンスに変える考え方が必要なのかもしれませんね。
<TEXT/萩ゆう イラスト/zzz(ズズズ)@zzz_illust>
-[ケガ・病気でツラかった話]-
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