大事なアポ前に腹痛が…。仕事を飛ばした27歳女性が話した「意外な対応」
失敗できないタイミングでトラブルに直面したことはありませんか。アポやプレゼンの前に何かあると、個人だけではなく会社にも影響が出てしまうわけですから焦りますよね……。でも、体調不良によるトラブルは、いくら注意していても不可避だったりするわけです。コンサルティング会社に勤める大須博子さん(仮名・27歳)も、いざというときになって究極の選択を迫られた経験があるといいます。
客先に向かう道中で腹痛に襲われる
「大事なクライアントとのアポイントがあった夏の日、道中で猛烈な腹痛に襲われたんです。大事なアポを取るか、自分の体調を優先するかで本当に焦りました……。意識がもうろうとしたのを覚えています」
客先までは電車で約1時間。長い道のりの中で、大須さんは必死に耐えていたようです。
「乗り換えの時にもトイレに駆け込んだのですが、一向に状況は変わらず……。メンタルの悪化に比例するようにむしろどんどん悪化していきました」
最寄り駅にたどり着くも…
やっとの思いで最寄りの駅までたどり着き、クライアントの会社まであと徒歩10分。しかし……。
「腹痛だけではなく、吐き気までもよおしてきて……絶望的な状況でした。さすがに限界を感じて上司に助けを求めることに。電話で話した結果、もちろん時間はズレますが、代理で来てもらえることになったんです」
申し訳なさもありながら、肩の荷が下りた大須さん。先方にも一報を入れつつ、その場でタクシーに乗り、近くの病院まで向かいます。
「あのまましんどい状態で客先に行かなくて良かったと思っています。おそらくまともに商談が成り立たなかったはずです」
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