オタフクお好みソースに「創業100年の歴史」と「広島と関西のソース文化」を聞いた
広島と関西のソースはどう味覚が違うのか?
広島だけでなく、関西でもお好み焼きは有名だ。オタフクソースの商品には関西に住む1000人と共同開発した「お好み食べたい!お好みソース」があるが、広島と関西だと味覚の差はどのようなものがあるのだろう。
「関西のお好み焼きは粉が多く入っています。それと、マヨネーズや鰹をかけることも多いですよね。関西のソースは関西の人の味覚に合うようにと、酸味が効いていたりソース自体にうま味が効いていたりすることが多いようです」
弊社の“お好み食べたい!お好みソース”も、関西のお好み焼きの味をより引き立てるソースを目指して開発しました。広島だと野菜とか果実の甘味であっさりしたものが好まれるのですが、関西だとしっかり糖類で味をつけたものを好まれる傾向にあるのかと思います」
オタフクソースのライバルは…?
ソースメーカーには大手のブルドックソースやイカリソースなどがある。ライバルになるソース会社とどう差別化しているのか気になった。
「私たちは『同業他社様がライバルである』と思っていません。他社様を見るのではなく、お客様を見て、商売しなければならないと考えています。弊社はソースを売るのではなく、ソースをかけるお好み焼きの食文化を広めていくことを重きにおいています」