香港便なら1万円の差も? 海外LCCを上手に使うコツ
日本発着国際線LCCの主要航路をご紹介
・韓国
LCCの運航がもっとも盛んな航路が韓国です。日本1社、韓国6社が札幌から沖縄まで日本各地の空港へ就航しています。
韓国人の訪日需要を背景に、大分や山口宇部など、知らないと国際線が出ていると気づけないような小さい空港にも路線があります。
特徴のある路線としては、日本のLCCで唯一韓国に就航しているピーチが、羽田空港発の夜行便を出していることです。羽田空港を午前2時出発、ソウルの仁川空港に午前4時半到着とハードなフライトですが、朝から現地で動けるメリットは大きいものがあります。
またレガシーキャリアの子会社であるエアプサン、ジンエアーは、受託手荷物と簡単な機内食が無料で提供されます。エアプサンは座席指定も無料で、LCCの価格でレガシーキャリア並のサービスを受けられる、オトクなLCCです。
東京からソウルへの所要時間は約2時間半で、東京から那覇への便と同じです。
また、後述するレガシーキャリアの場合は日程上の制約もあり、レガシーキャリアよりLCCのほうがオトク、かつ便利に移動できます。実際の価格はレガシーキャリアの通常価格が4万円以上であるのに対し、LCCであれば3万円台が基本。早めの購入やキャンペーン期間での購入によっては片道で1万円を割るチケットもあります。早めの購入のほうがお得なのはレガシーキャリアでもLCCでも同様ですが、LCCの場合は思い立ってすぐであっても安い便があるのが嬉しいところです。思い立ったら価格を調べるようにしておくとよいかもしれませんね。
・台湾、香港、近距離東南アジア(マニラ・ベトナムなど)
旺盛な需要を背景に多くのLCCが就航しています。
台湾と日本を結ぶ路線では、便数は少ないですがスクートがおすすめです。スクート以外になるとA320と呼ばれる小型機が使用されていますが、スクートはB787と呼ばれる長距離用の大型機が使用されています。
このB787であればエンジン音が小さく、座席の前後幅が広いため「居住性」に優れます。
航空券の値段に注目すると、香港の航空会社である香港エクスプレスが定期的に破格のセールを開催しています。片道100円セール、往復で予約すると復路が10円になるセールなど、座席数は少ないですが予約できれば、一般的なレガシーキャリアから比較して1万円以上もお得になる場合もあります。今であれば9月3日までの購入で日本から香港まで、搭乗日時によっては2780円や3280円(片道)で購入できるセールが行われていたりします。レガシーキャリアもキャンペーンを行っていますので、うまく比較してみたいところです。
近距離の東南アジアでは、フィリピンのマニラやベトナムへの路線が開設されています。