高校生のときにAV男優を志し、18歳でデビュー。初めは間違えてゲイ業界に飛び込んだものの、訳もわからず裸で腰を振り続け、今年で23年間。気づけば出演本数1万本。SNSでは合計100万人以上がフォローし、テレビでは博識ぶりを披露するなど大人気のAV男優・しみけんさん（@avshimiken）。

しみけんさん

　そんなしみけんさん、実は、トップ男優になるために99％の人がやりたがらない「1％の選択してきた」という戦略家でもあります。今回は、彼なりの「恋愛テクニック」を、著書『AV男優しみけん仕事論0.01 極薄!』より紹介します（以下、同書より抜粋）。

合コンでの挨拶は笑顔で元気よく

「こんばんは！」。そんな挨拶の第一声で、その夜の運命が別れるんです！って言われたらびっくりしませんか？「んなバカな！」と感じる方もいらっしゃると思います。

　僕がトークライブやメディアで何かを語る際に、とても意識しているのが「第一声の元気のよさ」です。変に高すぎるのも不自然ですが、最初がテンション低かったり暗かったり、声が小さかったりすると、そこからの巻き返しが大変なんです。はじめに明るく楽しく元気よく挨拶をすると、そのままのテンションで、もし、途中から疲れてきても最初の印象が残るので大丈夫です。それほど第一印象って大切なんです。

　はじめが暗いと、そこからの印象とテンションの巻き返しをするほうが数倍の労力が必要です。なので笑顔で明るい声で挨拶をしましょう。笑顔のない人は、マイナスからのスタートになってしまいます。

印象を良くする「キャンディー効果」

『AV男優しみけん仕事論0.01 極薄！』（扶桑社）

　皆さんは「キャンディー効果」ということをご存じでしょうか？ 医師に診察をしてもらう際、普通に診察してもらう、診察後医師にアメ玉を渡す、診察の前にアメ玉を医師に渡して診察してもらう。この3つのうち「診察前にアメ玉を渡した患者が、より多くの時間診察してもらえた」という研究結果があります。

　医師というハイクラスな職業でさえ、アメ玉をもらっただけでその人に対する印象が良くなるという実験です。よく打ち合わせなどで、お土産を最後に出す人がいますが、あれは不正解です。打ち合わせの前にお土産を渡していたらまた違った展開になっていたかもしれません。

　女性に接する前に何かをおごったりちょっとしたプレゼントを渡したりしたら、リアクションも良くなることでしょう！