横浜流星が主演する映画原作も…究極の緊張感にシビれる「頭脳戦マンガ」4選
横浜流星さん主演による映画『嘘喰い』の公開が話題です。原作は「ヤングジャンプ」で連載され、シリーズ累計の発行部数880万部(全49巻)を突破している同名のギャンブルマンガ。ギャンブルとはいっても、その見どころはただの運頼みではない、ギャンブラー同士の高度な頭脳戦と駆け引きです。肉体的な戦いだけでなく、命を懸けて極限まで頭を使う戦いもまた読者の脳をヒリヒリさせてくれるもの。
そこで今回は、2022年2月現在、国内最大級の品揃えである累計約132万冊のマンガや書籍を配信する、総合電子書籍ストア「ブックライブ」より、緊張感のある頭脳戦・心理戦マンガ4作品をピックアップしてご紹介します。
1)賭け金はなんと25億円と10億円の「ババ抜き」
『嘘喰い』
作者名 :迫 稔雄
出版社:集英社
主人公は「嘘喰い」と呼ばれる謎のギャンブラー、斑目貘(まだらめばく)。彼を中心に、大金と生死を賭けた様々なギャンブルを描いた物語。
そのギャンブルは、ババ抜きやポーカー、海戦ゲームにハンカチ落としといった、誰もが知っているようなゲームをベースに、ちょっとしたルール変更や条件を加えたもの。例えば物語序盤で行われる「ババ抜き」(他者から1枚ずつカードを抜き、同じ数のカードが2枚揃えば場に捨て、最後に1枚残ったジョーカーを持っている人間が負けという、あのゲームのことです)の賭け金はなんと25億円と10億円。
さらに、勝負は1対1で行われ、一定数負けたほうが首を吊るというデスマッチです。ただのババ抜きがとんでもない緊張感のなかで行われ、読んでいるこっちまでハラハラしてきます。文字通り命懸けで行われる登場人物たちの高度な駆け引きと心理戦に、読者も精神力と頭脳を鍛えられます。
2)孤児院に隠された「衝撃的な秘密」
『約束のネバーランド』
作者名 :白井カイウ / 出水ぽすか
出版社:集英社
舞台となるのは、世界のどこかにある小さな孤児院。優しい「ママ」のもと、エマ・ノーマン・レイの3人は、みんなあわせて38人の子どもたちと寄り添い合って、幸せな日々を送っていました。しかし、この孤児院には、ある衝撃的な秘密が隠されていました。
その秘密を知ったエマとノーマンは、孤児院のすべての子どもたちを連れて脱出することを決意します。しかし孤児院のシステムも鉄壁なら、そこを管理する「ママ」も鉄壁で……。
見どころはエマ・ノーマン・レイの、それぞれの能力を活かしたチームワーク力です。状況を観察、分析し、常に敵の手を読んで一歩先の行動に移す……子ども離れした頭脳のほか、冷静さ、行動力、そして強い精神力をあわせもち、どんなに不利な状況でも突破口を見つけて脱出を目指します。
しかし対抗する「ママ」もまたずば抜けた頭脳の持ち主。それぞれ策略を張り巡らせながら進む“鬼ごっこ”は、一度読み始めると止まらなくなります。