米国出身の27歳“モデル芸人”が「呆れる両親に伝えたい」過酷なロケへの思い
アメリカと日本のお笑いの違い
――アメリカにも、漫才に似た文化があるんですね。では、似ているところも多いと?
ギャビン:すごく似ているコントもあります。日本の方はよく、アメリカと日本のお笑いの違いを、スタンダップコメディと漫才で例えることが多いです。でも僕が見ていて、日本のお笑いはツッコミで笑いを狙っていて、アメリカはボケで笑いを狙っているというように感じます。M-1にまだ2回しか出たことない人間が何言ってんだって感じですけど(笑)
両親は日本に来るところから反対していました。最初は普通にアメリカで大学に入る予定だったのに、大学に行くのを辞めて日本でモデルをやると僕が言い出すし、大きなブランドのモデルとして活躍できるようになり家族も大喜びだったのに芸人をはじめちゃったというね…(苦笑)
最近は、呆れられています。ただ、親に金銭的な支援をしてもらっているわけでもないですし、とりあえずどうにか生活できてはいるので、何も言わなくなったという感じです。
呆れる両親に活動内容を伝えたい
――なるほど……。家族は皆さん、学歴もあって堅い職業に就いているとか?
ギャビン:そうですね、家族はみんな大学院以上で、博士号も持っていたりもします。そんななかで、芸人をやっています(笑)。
――家族の方にも芸人として認めてもらって、応援してもらいたいですよね。ご家族は、ギャビンさんの活躍をご存知ですか?
ギャビン:応援はしてもらえなくても、僕の活動を理解してほしいという気持ちはあります。いまだと、何をやっているのかもよくわかっていないままだと思うので。まずは、そこからだと思っています。ただ、バラエティ番組は日本のHuluで配信されていますが、アメリカのHuluでは配信されていないので、見てほしくてもアメリカに届くサービスがないんです。
それに、新型コロナのこともありますし、5年以上実家に帰れていません。ちょうど今年帰ろうと思っていたのですが、オミクロン株も出ていて外国人だと入国が結構厳しいので、またしばらく帰れそうにないです。